リキャストリフトが目指すもの・前編


・運営はどうやってカードを作っているの?
・リキャストリフトをどういうゲームにしたいの?
・運営のカードデザイン方針も知りたいな
実は、その疑問の回答があります!
なぜならリキャストリフトは目標とする作品があります
ちなみに前作は500人を越える方に楽しんでいただきました

記事の前半では「限られたリソース(原作ネタ)で作るゲームデザイン」について、記事の後半では「リキャストリフトが目指す未来像」を述べます。

記事を読み終えると、運営の方針が分かって、もっとリキャストリフトを楽しめるようになりそうね

「限られたリソース(原作ネタ)で作るゲームデザイン」


規模の小さな作品を作る時、「縛り」があった方が作りやすいというのがあります。
つまり、明確なコンセプトとそれがすぐ伝わるデザインです。

前作『シフラ』は、タテヨコ交互に点数タイルを取り合うアブストラクトゲームでした。

シフラ - FUTARIASOBI

リキャストリフトは、東方projectの少女たちがタッグバトルするカードゲームです。
私は本作をキャラクターゲームだと考えています。

キャラクターゲームは「キャラ愛で楽しむ」を主体にしたカードゲームです。
たとえば、リキャストリフトは、東方projectのキャラクターを知っていれば、TCGを遊んだことが無い全くの初心者でもタッグを組みそうな二人を何となく合わせるだけで遊べる……だけでなく、何となくで勝てるように作っています。

それが原作ネタから抽出し、汎化して、テキストに落とし込むデザインです。

東方projectのファンが楽しむゲームを作ろうとしているのね


「リキャストリフトは二次創作である」


大前提としてリキャストリフトは二次創作。
原作の東方projectを越えることはできません。

東方projectに限らず、二次創作の楽しみ方は2つあると思います。
・キャラクターを愛でる
・解釈を見つける

私は銀魂とらき☆すたから二次創作に入って、初音ミクと東方projectを経て、まどマギ、艦これetc……いわゆる「にわかオタク」なんですよね

熱心に東方projectだけを追い続けてきたわけじゃないです。
たぶんこれからもそうだと思います。
(何なら少し前までボドゲにハマってて、今Vtuberやってる)

色んな畑で二次創作を嗜んできたのでハッキリ言いますが、二次創作の限界は原作です。
原作を超えるのは不可能だと思います。

リキャストリフトのカードづくりでは、原作を越えないものしか作りません。
私も作るなら原作の雰囲気を感じられるものが良いです。

原作のリスペクトを大切にしているのね


「カードデザインのアウトソーシング」


私は誰かとモノづくりするのが好きなんです。
リキャストリフトはカードデザインを友人やお世話になった方に依頼しています。

多くはゲームデザイナーの方です。
東方projectはキャラクターひとりひとりが強い世界観を持っています。
それはゲームデザイナーも同じなんですよね。

そこで私以外のゲームデザイナー数人に、カードづくりをお任せしようと思いました。
現在もファイターごとに制作してもらっています。

ちなみに私が担当したファイターは、霊夢、魔理沙、アリス、咲夜、妖夢、幽々子、紫の7体と未発表の2体です

運営がカードプールと呼んでいるものは、何人かのデザイナーに作っていただいたカードの一覧です。
現在200枚ほどのカードがプールされています。
ファイターの数でいうと30体ほどです。

各デザイナーがどのようなプロセスでカードづくりしているかは知りません。
しかし、それぞれが個性を発揮し、予想できないシナジーを生み出してくれています。

もちろん完全放置というわけではありません。
私はそのデザインが原作から逸脱していないかを管理し、調整をしています。

なんだかお祭り感があって楽しそうな作り方ね


「目指すはスピマテカードゲーム」


リキャストリフトが目指す作品は『スピマテカードゲーム』です。

スピマテカードゲーム公式サイト

ゲームデザイナーのひろさんが制作する同人TCGです。
ルールを端的に言うと、6マスの場にモンスターや魔法を展開し、手札がライフの役割を持つゲームです。

あれれ~? 似たようなゲームを知ってるよ??

ギクッ

それはさておき、スピマテで私が見習っている点は3つです。

・同人TCGの運営を6年間続けている
・同人TCG発展の場「自作TCGを遊ぶ会」を主催している
・カードデザインのアウトソーシングを目標に活動している(らしい)

まず、私もうみなべダイレクトで「リキャストリフトは2年続ける」と公言しました。
次に、「自作TCGを遊ぶ会」はひろさんにご許可をいただき、町田版の主催の一人をやらせていただいています。

自作TCGで遊ぶ会 町田(感染症予防のため休止中)

3番目のアウトソーシングは、スタートアップから一人で作らないことを宣言したり、ファイターごとの特色を出しやすいゲームデザインにしたり、色んな人がカードデザインに関わりやすい環境を作りました。
(らしい)と付けているのは、前にひろさんとお会いした時に聞いたからで、おそらく公表しているわけではないです。


記事の後編では「リキャストリフトが目指す未来像」をお話します。

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