【2025.1.31】バージョン207に更新します

こんにちは、サイとです。

2025年1月31日にバージョン207に更新します。

要約

  • 新ファイター「火焔猫燐」追加
  • v207期のイベント一覧
  • 【手札で公開中】アイコンを追加
  • 魂魄妖夢の固有能力が変更
  • v206の環境は高速デッキVS待ちデッキ
  • カード変更の方針
  • カード変更一覧

新ファイター「火焔猫燐」追加

地霊殿サイクル2体目の参戦は火焔猫燐(かえんびょうりん)です。
彼女は火力を生み出します。

火車‐このカードが手札で非公開になる時、追加の能力を得る。

手札で公開中のカードはターン開始時に非公開にします。
このタイミングで燐のスペルは再燃し、能力を一気に開放するのです。
ちなみに火車は「かしゃ」と読みます。

贖罪「旧地獄の針山」
先制・行動・3
【キャスト時】相手が選択[このカードを公開したまま持ち主の手札にするor先制された《攻撃》を打ち消す]
【手札で公開中】火車‐攻撃付与[ハンドダメージ増加3]

シンプルな打ち消しの先制札です。
しかし、相手の選択によっては公開したまま手札にします。

そうなれば、ターン開始時の非公開処理によって、火車が発動!
攻撃付与で火力を3上昇!

高めた火力を全力攻撃に振ることも可能です。
火力を絡めたデッキ構築をしたいならお燐におまかせ。

v207期のイベント一覧

交流会をやりましょう。

2月2日(日)13:00~18:00
2月16日(日)13:00~18:00

3月2日(日)13:00~18:00
3月16日(日)13:00~18:00

途中参加、途中退場かまいません。

【手札で公開中】アイコンを追加

これまでのバージョンでは【手札で公開中】にアイコンはありませんでした。
ですが、手札効果は処理を忘れる、というのはよくあること。

そこで【手札で公開中】アイコンを作成しました。

ご覧の通り、サードアイです。
カード上で表現したのが以下になります。

クセが強い。
でもそれくらい目立たないと、忘れ予防のアイコンとしては価値がありません。

魂魄妖夢の固有能力が変更

妖夢はこれ以上にないほどスペルカードを強化していますが、現代リトリトのカードパワーには今ひとつ足りません。

なぜかといえば、環境上位に必ずコントロール系のファイターが入るからです。
つまり、先制されると使えない固有能力が足を引っ張っています。

そこで固有能力:二刀流を強化することにしました。

従来の効果
二刀流:先制されていないなら、追加の能力を得る。

変更後の効果
二刀流:先制で行動札をキャストされていない時、追加の能力を得る。

先制といっても攻撃、誘発、設置、起動と様々な種類があります。
これは行動札をキャストされた時にのみ二刀流を止められる、という条件の緩和です。

ちなみに先制札は全部で45枚あり、うち先制行動札は23枚になります。
先制行動札を持つファイターは21体なので、v207の全33体のうち12体に有利です。

まあ、確実に先制行動札を相手が構えます。
なので、今まで通り、通したい攻撃札をどうやって通すか考えるプレイングは変わりません。

v206の環境は高速デッキVS待ちデッキ

対戦カードがたくさん集まりました。
それを踏まえて現在の東方リキャストリフトが抱える課題についてまとめます。

プレイヤー開発の新デッキが波紋を呼んだ

前回の記事でTierマップを公開しましたが、ベースはオススメ組み合わせ表です。
それが新デッキの開発によって大きく歪みました。


プレイヤーがデッキを独自に開発することは歓迎です。
開発してくれたデッキもオススメとして掲載したい、ということで。

以下は新たに作ったオススメ組み合わせ表です。

オススメの基準は環境上位デッキになること。
やっぱり勝てるデッキは最初に使ってほしいです。

では、今すぐ勝ちたい人はどうすればいいか。
それを紐解くための考察をしていきます。

ゲームの高速化

v202まで「霊夢永琳コン」(通称ハイパームテキ)が評価10.0で、v203で調整が入って高速デッキが環境上位を占めるようになりました。

特に高速デッキとされるものが以下の4つです。

  • てるもこOTK(輝夜/妹紅)
  • れいさなアグロ(霊夢/早苗)
  • チルーミア(チルノ/ルーミア)
  • ファストトリック(咲夜/フラン)

てるもこOTKは自傷しながら2/1を連打してライフ1で食いしばりながら1/1を連打する連続攻撃をする典型的なアグロデッキですが、連打数の多さでOTKに領域に入っています。

れいさなアグロは受けの弱い早苗を霊夢が守るミッドレンジ寄りの動きをしますが、フィニッシュは集めた奇跡札を連続キャストするので、はっきりとアグロの勝ち方です。

チルーミアはグレクラバーンorアイシクルシュートの2択を持つのでコンボ的なデッキで、展開したカードを凍らせるフィニッシュを相手を牽制に使う変則的なアグロです。

ファストトリックは先制札を多用したビートコントロールデッキですが、実際はストップウォッチの誘発効果で自ターン中に先制不可攻撃を繰り出す掟破りのアグロムーヴをしていました。

これらが半年近く環境上位を占め、その他大勢のデッキを動く前に仕留めています。

高速デッキVS待ちデッキ

v205から「霊夢永琳コン」(コントロールデッキ)が復活し、加えて「ショーストッパー(咲夜/プリリバ)」(OTKデッキ)が登場しました。
どちらも覚醒札から確殺コンボを繰り出すデッキです。

アグロに対抗するデッキが生まれましたが、これらは覚醒を伴う勝ち筋を本線としているので、基本プレイングが「待ち」になります。
つまり、覚醒するまで相手の攻撃を受け続ける消極的な戦い方です。

環境上位は高速デッキと待ちデッキの2択となりました。
これの何がツラいかというと、お互いに待ちデッキだった時のチキチキ対決です。

実際にはあまりチキチキ対決は発生していませんが、より競技的なシーンでは泥仕合がいくつも起こって、プレイヤーのストレスを高めていたかもしれません。

待ちデッキの台頭って実はインシデントだったんですね。

高速と待ちを両立するファイター

高速デッキ、待ちデッキの両方に入るファイターが1体います。
それは霊夢です。

霊夢はれいさなアグロ、霊夢永琳コンに入ります。
3見せの後、初手霊夢で対面を見てアグロかコントロールか選択できます。

次点で咲夜がいますが、彼女のファストトリック(ビートコントロールデッキ)はv202の調整でストップウォッチが相手ターン中のみとなり、アグロムーヴが出来なくなりました。

なので咲夜はファストトリック、ショーストッパーの2択で、待ちデッキに多く入るファイターです。

結論、勝ちたいなら霊夢か咲夜を握れ。
そう断言できるのがv206期の東方リキャストリフトでした。

Tierマップ

カード変更の方針

プレイしてくれた皆さんから集めた50枚を越える対戦カードを元に、カード調整を行いました。
今期もたくさん遊んでくれてありがとうございます!

今回、ナーフは無し

前回の調整基準だと、霊夢と咲夜が2つ以上B帯デッキに入るため、弱化の対象になるのでは、と思うかもしれません。
しかし、これも前記事で述べた通り、Tierマップは強いファイターを見つけるのには向いてないのです。

では、強いファイターはどう見分けるのか?
それはひたすら勝率を追うことです。
データ上で勝率が異様に高いファイターはナーフ対象になりえます。

今回、勝率が高いファイターは使用率が低いファイターだけです。
強いて言うなら永琳が4勝0負、霊夢が3勝0負、咲夜が4勝1負が目立つかも。

対面が非環境デッキが多いので、コントロールが優勢な部分はあります。
けっこうカジュアル対面VSガチ対面が起こるので、お互いが研究したいと思っているなら、こうした対戦カードも悪くないのでしょうね。

環境上位デッキを使う時はレートbotを挟むのをオススメしておきます。
相手も相応のデッキを選ぶでしょうから、戦いにシリアスさが増すはずです。

勝てないファイターを強くする

弱いファイターはスグ分かります。
B帯デッキを持つファイターと隣接していないと3体に選ばれません。

それらを図にしたものが以下です。

ただ、筆者の対戦カードもリスト入りしているので、実際の数字は0ではないのです。
筆者はとにかく環境上位デッキを使うようにしています。
そうしないとデッキ紹介ができないので。

たまにお試しで使われていないファイターを使っていて、それが反映されています。
マジで使われていないファイターは居ますが、後ほどガッツリ修正する予定です。

今回の選ばれても勝てないファイターはこの4体。

  • 魔理沙
  • アリス
  • 妖夢
  • 幽香

パチュマリアグロで魔理沙は使われていますが、中でも使われていないカードを強化しています。

アリスは別にB帯と隣々接しています。
しかし、アリスの強化によって隣接の2体が一気に恩恵を受けそうなので、アリス1体のみの強化としました。

同様の理由で妖夢も、妖夢1体の強化で隣接する2体も恩恵を受けると考えています。

最後に幽香ですが、彼女は純粋に弱いので強化しました。

これらは勝てないか、勝っても対面がリスト外デッキ。
環境入りを目指せる強化を目標に、カードバランスを調整しました。

カード変更一覧

変更前
黒魔「イベントホライズン」
通常・誘発・3
【展開中、相手のターン開始時】1枚ドロー。
【回収時】このカードを控え札にする。
変更後
黒魔「イベントホライズン」
通常・誘発・3
【展開中、相手のターン開始時】1枚ドロー。
【展開中、相手ターン中】八卦炉‐1枚ドロー。
【回収時】このカードを控え札にする。
運営コメント
存在理由が希薄な一枚。八卦炉を相手ターン中に使う、という設計はとっておきのアイディアでしたが、ワケあって使わなそうなのでイベホラに搭載しました。手札が0枚になる度、都度ドローを挟みます。魔理沙は八卦炉のせいで手札が枯渇するファイターです。イベホラはそれをリカバーするカードとして開発されています。要するに「山札がある限り、手札が0枚にならない」という強みを手に入れました。自ターン中は大きく動いて、相手ターン中はリソースを稼ぐ。それが東方リキャストリフトです。
変更前
注力「トリップワイヤー」
先制・行動・123
【先制中、キャスト時】控え札から
全力でない設置札を2枚まで選んで、RTを無視して[Ⅰ][Ⅱ][Ⅲ]に置く。
【キャスト時】先制した《攻撃》ハンドダメージ軽減X、X=あなたが展開中のカードの数
変更後
注力「トリップワイヤー」
先制・行動・123
【先制中、キャスト時】控え札から設置札を2枚まで選んで、
RTに従って[Ⅰ][Ⅱ][Ⅲ]に置く。
【キャスト時】先制した《攻撃》ハンドダメージ軽減X、X=あなたが展開中のカードの数
運営コメント
強みが弱い矛盾したカード。v200で追加された1行目の能力は、v202-4更新時に全力への制限が付きましたが、今回ふたたび全力への制限を解除します。鍵山雛の「流刑人形」との凶悪バーンコンボが復活……しません。RTに従って置いてください。このカードの強みは全力設置札を踏み倒せること。設計思想に基づいて調整しました。
変更前
戦操「ドールズウォー」
全力・誘発・123
【キャスト時およびメインフェイズ開始時】控え札の設置札を3枚まで選び、RTに従って置く。
【展開中、メインフェイズ終了時】あなたが展開中の設置札1枚のRT[0]にしても良い。
【回収時】このカードを控え札にする。
変更後
戦操「ドールズウォー」
全力・誘発・123
【キャスト時】3枚ドローする。
【キャスト時およびメインフェイズ開始時】
手札や控え札の設置札を3枚まで選び、RTに従って置く。
【展開中、メインフェイズ終了時】あなたが展開中の設置札1枚のRT[0]にしても良い。
【回収時】このカードを控え札にする。
運営コメント
控え札が無いと使えないカード。ならば、無くても使えるようにしてしまえ、という形で手札からも選べるようにしました。このカードも全力設置札を踏み倒せます。聡明なアリスは閃きました。毎ターン、ギニョルを撃てば勝てる、と。
変更前
今昔幻想郷 〜 Flower Land
覚醒[通常]、余命1
【覚醒時】手札から設置札1枚を公開し、RTに従って置く。あなたが展開中のカードを2枚まで選んでリフト1。
【覚醒中、先制】「フラワーシューティング」起動コスト[あなたが展開中の設置札1控]:先制した《攻撃》に対し、鉄壁を持つ。
変更後
今昔幻想郷 〜 Flower Land
覚醒[通常]、余命1
【覚醒時】
手札や控え札から設置札を3枚まで公開し、それらをRTに従って置く。あなたが展開中のカードを2枚まで選んでリフト1。
【覚醒中、先制】「フラワーシューティング」起動コスト[あなたが展開中の設置札1控]:先制した《攻撃》に対し、鉄壁を持つ。
運営コメント
地味すぎる覚醒時能力。それを豪快に3枚、そして控え札からも選べるように強化しています。もちろん全力札もOK。設置札に限定しているからこそ出来る芸当です。
変更前
幻想「花鳥風月、嘯風弄月」
全力・行動・3
【キャスト時】手札や控え札から設置札を4枚まで公開し、それらをRTに従って置く。
【キャスト時】以下を3回繰り返す。
・自6枚リフト。その後、回収処理を行う。
変更後
幻想「花鳥風月、嘯風弄月」
全力・行動・3
【キャスト時】
3枚ドローし、手札や控え札から設置札を4枚まで公開し、それらをRTに従って置く。
【キャスト時】以下を3回繰り返す。
・自6枚リフト。その後、回収処理を行う。
運営コメント
相当、引きが良くないと事故る運試し的なカード。そもそも幽香が事故りやすいスペカばかりなので、少しでも事故軽減のための措置としてドロー能力を追加しました。3枚なのは楽しいから。風神録サイクルでの学び。
変更前
蓬莱桜花
通常・設置・1/1・23(循環)
【常時】日傘、循環
【攻撃HIT時】手札から
全力でない設置札1枚を公開し、RTに従って置く。
【展開時】メイン終了
変更後
蓬莱桜花
通常・設置・1/1・
123(循環)
【常時】日傘、循環
【攻撃HIT時】手札から設置札1枚を公開し、RTに従って置く。
【展開時】メイン終了
運営コメント
日傘札の中で多めに回したいけど重たかったカード。すでに重たい幽香で重たいスペカである必要は無さそうなので、RTを123へと軽量化しています。また、全力制限を外しました。範囲が手札の設置札に限られているので、全力制限が無くても大丈夫だと判断しています。少なくともギニョルが暴れるのは明確です。しかし、現環境であればメタれるデッキがあると思います。

今後について

リキャストリフト運営はユーザの対戦データを集計し、東方projectのファンが楽しめるゲーム環境にするため、必要に応じてカード能力を変更します。

引き続きDiscordのスクショ投稿部屋へスクショ投稿をよろしくお願いします。

また、改善要望やリクエストをお待ちしています。Discordの専用チャンネルにてメッセージの投稿をよろしくお願いします。

次回の更新予定日は2025年3月31日です。変更がある場合は事前にお知らせします。その日付以外でも運営が緊急と認めた場合には、カード能力の変更などをすることによってゲーム環境を迅速に適正化します。

今後とも『リキャストリフト』をよろしくお願いします。

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