四季映姫・ヤマザナドゥのカード解説と立ち回り
原作では
「少しは善行を積んでいるかしら？」
四季映姫・ヤマザナドゥは閻魔です。四季映姫が名前で、ヤマザナドゥが楽園の閻魔という意味の役職名です。何にも影響されない善悪の基準を持ち、迷いがありません。また、彼女は嘘を見破り、真実を明らかにします。融通が利かない性格で、あまり周囲の者に好かれていません。
立ち回り
使いやすさ：★☆☆☆☆
四季映姫は自分から攻めることができないファイターです。浄玻璃の鏡によって相手のキャストを制限し、相手のライフを刻むクロック・パーミッションを得意としています。
完全にキャストを制限するのは難しいので、コントロール的な立ち回りは玄人です。一方で特定のカードを妨害しやすいため、アグロ的な立ち回りも向いています。
白黒はっきりつける程度の能力
四季映姫は何にも左右されない完全な判断を下すことができます。対局中は白（本当）か黒（嘘）か、その判断を常に下していかなければなりません。
浄玻璃の鏡
鏡カードとして公開中、能力を発揮する。
浄玻璃の鏡ありきの能力です。そのためには浄玻璃の鏡について知るべきでしょう。
浄玻璃の鏡
【常時】２枚目の鏡カードを置く場合、１枚目の鏡カードを控え札にする。【常時】ターン中１回、通常行動で起動できる。全力でない手札１枚を鏡カードとして公開して置く。【常時】相手は鏡カードと同じ種類（攻撃、行動、誘発、設置）のカードを通常行動でキャストできない。ただし、カードを伏せてキャストしても良い。そうしたなら上記の効果を無視する。【常時、相手のキャスト時】伏せたままキャストされたなら、あなたは審判する。審判は、それが鏡カードと同じ種類か否かを宣言すること。以下の手順で審判を行う。①同じ種類だと思うなら、②へ。異なる種類だと思うなら、⑤へ。②嘘を指摘し、そのカードを公開する。それが指摘の通りなら、③へ。それが指摘の通りでないなら、④へ。③キャストを打ち消して持ち主の手札にする。さらに、相手はライフを１減らすか、山札の上から１枚を見ないで伏せ札にするか選んで実行する。④鏡カードを控え札にし、キャストの処理を続行する。⑤何も指摘せず、そのカードを公開する。キャストの処理を続行する。
相手を法廷に立たせる
四季映姫と対面する時、否応なしにカードを伏せてキャストすることになります。新ルールを押し付けてきて、しかも上から目線で審判されるのでとても嫌な気分です。しかし、それが四季映姫を相手取るということに他なりません。
映姫を使う時、何をメタるのか想定しましょう。相手のデッキへの深い理解がなければ、メタは成立しません。ゆえに嘘も見抜けません。単に鏡カードを置いただけでは意味がないので、最も扱い方が難しいファイターの一人と言えます。
伏せてキャストしたカードの情報は失われない
「展開中で裏向きのカード」と「伏せたカード」の違いについて。チルノの氷結で裏向きになったカードは情報を失いますが、伏せられたカードの情報は失われません。伏せ札や山札は「見る」行動が可能な領域です。
伏せてキャストされたカードは情報を失っていないので、通常行動中に全力札をキャストすることも不可能ですし、何らかのカードの効果によってキャストできないなら効果の通りキャストできません。
カードを伏せてキャストする時、無視する効果は浄玻璃の鏡で記述された「相手は鏡カードと同じ種類（攻撃、行動、誘発、設置）のカードをキャストできない。」という効果のみです。
構築が制限されるが、法の抜け道がある
四季映姫を相手に同じ種類のカードでデッキを作るのは悪手です。四季映姫は一辺倒なデッキを咎めます。しかし、咎められないタイミングが２つあります。それが全力行動と先制のタイミングです。審判の俎上に乗せられるのは通常行動でキャストしたカードのみという点に注意しましょう。
六十年目の東方裁判 ～ Fate of Sixty Years
（構築時）ゲーム外に浄玻璃の鏡を獲得する。【覚醒時】通常行動で覚醒できる。あなたが展開中の設置札すべてのリキャストタイムを０にする。【覚醒中】「徳の説示」あなたが正しく嘘を指摘した時、あなたのライフを１回復する。
設置札をサポートできるが、設置札が少ない
【覚醒時】能力は設置札をサポートします。しかし、映姫自身が所持するスペル札に設置札は２枚だけです。設置札を多く持つファイターと組み合わせる等して活かしましょう。
パッシブなライフ回復
浄玻璃の鏡に関連し、嘘を指摘した時に効果を発揮します。それはライフ回復です。覚醒後のライフ回復は最大３なので、相手によっては焼け石に水かもしれません。
審判「ギルティ・オワ・ノットギルティ」
【常時】浄玻璃の鏡‐鏡カードとして公開中、相手は同じ種類のカードを続けてキャストできない。【攻撃後】このカードを浄玻璃の鏡の上に置いても良い。
最強のハンド落とし
とうとう出ました『３／ー』の攻撃札です。通常の攻撃札として使っても良いし、浄玻璃の鏡として使っても良いでしょう。
同じ種類の連続キャストを咎める
ゲーム外に置かれた「浄玻璃の鏡」のキャスト制限とは別に、唯一のキャスト制限を与えるカードです。これによりいくつかのコンボを制限します。
唯一の攻撃札
映姫のスペル札で攻撃札はこれだけです。攻撃札なのにライフへの打点を持ちません。映姫が勝つための戦略は攻撃ではないのです。
罪符「彷徨える大罪」
【キャスト時】先制した《攻撃》のハンドへのダメージを２軽減する。【キャスト時】このカードを浄玻璃の鏡の上に置いても良い。
相手ターン中にも鏡カードにできる
ハンドダメージを２軽減する一般的な先制行動札です。しかし、相手ターン中に鏡カードにできる唯一のカード。制限できるのは行動札ですが、審判に持ち込めるので相手に対する心理的圧迫感があります。
審判「ラストジャッジメント」
【キャスト時】このカードを浄玻璃の鏡の上に置いても良い。【常時】浄玻璃の鏡‐鏡カードとして公開中、あなたのターン開始時、相手のライフを１減らす。
クロックパーミッションの核
全力札として鏡カードにできるのはこれだけです。その固有能力は問答無用のライフバーンです。最速７ターンで相手に勝てます。うーん、遅い。常に鏡カードにしていなければならないので、浄玻璃の鏡を駆使して相手を縛り付けることもできません。これはあと一押しを実現するカードと考えましょう。
審判「十王裁判」
【展開中】自ターン中、鏡カードが控え札になる時、あなたの設置札１枚のリキャストタイムを０にする。【回収時】このカードを控え札にする。
設置札コンボの起点
設置札が少ない映姫には無用な設置札サポートです。しかし、少ない設置札を何度も使い倒したい時に使えます。２枚目の鏡カードを置くと、１枚目の鏡カードは控え札になるので、これを駆使して何度も鏡カードを置く行動を繰り返しましょう。結果、設置札を何度もリキャストタイム０にできます。
「弾幕裁判」
【常時】浄玻璃の鏡‐鏡カードとして公開中、あなたが正しく嘘を指摘した時、山札があるなら１枚ドローする。【展開中】相手のターン終了時、相手がカードを１枚もキャストしていないなら、相手のライフを１減らす。【回収時】このカードを浄玻璃の鏡の上に置くか、控え札にする。
ドローという名の壁
鏡カードにすればドローソースになります。基本的に相手ターンでドローすることになるので、非常に強力な防衛能力を発揮するでしょう。
沈黙は死
浄玻璃の鏡による審判を嫌って無言を貫く者には制裁を加えましょう。なお、審判によって正しく嘘を指摘し続けた結果、相手が何もキャストできなかった時でも、沈黙扱いになります。理不尽。
審判「浄頗梨審判」
【常時】循環【回収時】あなたの鏡カードを手札にしても良い。そうしたなら、相手は山札の一番上のカードを見ないで伏せ札にする。
もう一丁、審判「ギルティ・オワ・ノットギルティ」
循環を持つため、何度でも鏡カードを手札に出来ます。相手の選択肢を狭め、出来る限り嘘を見破りやすくしましょう。
超過したカードをプールできる
使い所が無かったカードを鏡カードとしてプールしておいて、次のターンに手札に戻しましょう。鏡カードを実質的なもう一枚の手札として扱えるのです。
嘘言「タン・オブ・ウルフ」
【常時】循環【常時】浄玻璃の鏡‐鏡カードとして公開中、あなたが正しく嘘を指摘した時、相手のライフを１減らす。【攻撃後】このカードを浄玻璃の鏡の上に置いても良い。
唯一の攻撃的ダメージソース
映姫のスペル札で攻撃によって相手のライフを減らせるのはこれだけ。攻撃的なダメージソースとして使うも良し、鏡カードにして嘘を指摘しても良いでしょう。
