メディスン・メランコリーのカード解説と立ち回り

原作では

「コンパロ、コンパロ、毒よ集まれー」

メディスン・メランコリーは鈴蘭畑に捨てられた人形が時を経て妖怪化したものです。自分を捨てた人間を恨み、人形を解放する野心を持ちます。鈴蘭の毒を動力源として動きますが、鈴蘭以外のあらゆる毒を操る程度の能力を有する危険な妖怪です。

原作では『東方花映塚』のボスで、弾幕アクションには未登場のキャラクターです。

立ち回り

使いやすさ:★☆☆☆☆

メディスン・メランコリーはコンスタントにデバフを与えるファイターです。中でもハンデスとバーンを得意とします。メディスンの毒は継続的に相手を締め付け、自由を奪うのです。

そのため相手によって使う毒を見極めねばなりません。攻撃手段に乏しく、速度も早くないので、上級者向けのファイターです。

毒を操る程度の能力

メディスンの操る毒は3種類です。
1つ目は手札を落とす毒。2つ目はライフを削る毒。3つ目はキャスト以外の通常行動を禁ずる毒。

有毒
このターン中、そのスペルを1度回収しているなら、能力を発揮する。

毒は1度受けただけでは効果を発揮せず、2度目に強い反応を示します。いわゆるアナフィラキシーショックです。

そして毒は蓄積します。有毒の条件を達成したスペル札はターン終了時まで、その能力を保持し続けるのです。

逆に言えば1回目は何の能力も発揮できません。
しかし、1つ1つの毒は弱くとも、毒を受け続ければやがて死に至ります。

リキャストリフトは1ターンに同じカードを連続で使えるのが特徴です。
花芽吹く季節に、有毒を循環させましょう。

ポイズンボディ ~ Forsaken Doll

【覚醒時】先制のタイミングで覚醒できる。ターン終了時まで、相手の行う《攻撃》すべてのハンドへのダメージを1軽減する。
【覚醒中】「毒薬変じて甘露となる」自ターン中、あなたが展開中の設置札を手札にしたなら、あなたが次に行う《攻撃》のハンドへのダメージを1増加する。

触れれば毒を受ける

メディスンに触れると毒で皮膚が爛れてしまうと言います。ゆえに【覚醒時】能力は、そのターン中ずっと相手の攻撃力にデバフを掛ける能力です。連続攻撃を得意とする相手に有効でしょう。

毒は薬にもなる

循環を持つ設置札は回収時に手札にすることができます。この効果に付随して、次に行う《攻撃》のハンドへのダメージを増加させましょう。害なす毒も使い方次第で有益に使えるのです。

ポイズンビー

【攻撃HIT時】有毒‐このターン中、このスペルを1度回収しているなら、相手のライフを1減らす。

リフトステップで回収できた時に動く

手札に引いても、そのターン中でこれを回収して再び撃って、攻撃をHITできるかというと難しいです。無理せず展開しておいて、リフトステップで回収できた時に動きましょう。

ライフバーン軸の要

メディスンはライフをテキストによって減らすバーンを得意としています。一方でそれ以外のダメージソースに乏しいです。さらに、バーン効果も攻撃に依存しています。ゆえにバーンを確定させる何かで支援してあげましょう。

唯一の攻撃札

メディスンの攻撃札はこれだけです。さらに、他に攻撃できるカードは全力設置札しか持ちません。攻撃主体の動きは苦手です。

スウィートポイズン

【キャスト時】あなたが展開中の設置札を3枚まで手札にする。(1度に処理する)
【キャスト時】上記の効果で手札にしたカードが3枚ならライフを1回復し、手札を2枚伏せ札にする。

ハンド受けするなら2枚で

設置札を手札にした枚数で運用意図が変わります。
2枚手札にしたなら、ハンド受けに使うのが正しいでしょう。初期手札が2枚として、スウィートポイズンと設置札2枚で1:2交換になるので、ハンドへのダメージが3までなら受け切れます。

4/3の《攻撃》は防げない

3枚手札にすると4まで受けきれそうですが、それは不可能です。ライフを1回復し、手札2枚を伏せ札にするので、結局1:1交換になります。つまり、ハンドへのダメージが2までなら、上手くライフ回復しつつハンドで受け切る行動も取れるわけです。

要らない設置札を剥がす

設置札が余ってるならスウィートポイズンでライフ回復の糧にしてしまいましょう。リフトの道を作るために使うのも良いです。

霧符「ガシングガーデン」

【展開中】通常行動でリフトできない。
【展開中、リフト時】『1/ー』の《攻撃》を行う。
【回収時】このカードを控え札にする。

カードのテキストによるリフトはできる

通常行動でリフトできないので、それ以外のリフトは出来ます。と言っても、メディスンはリフトする効果を持ちません。タッグファイターの力を借りましょう。

ハンデス要因

気軽に『1/ー』の《攻撃》が撃てるのは非常に強力です。特にリフトステップで撃てるので、メインフェイズで相手の手札が1枚以下になります。【攻撃HIT時】能力を通す環境を生み出すカードです。

毒符「憂鬱の毒」

【常時】循環
【回収時】有毒‐このターン中、このスペルを1度回収しているなら、相手が展開中のカード1枚のリキャストタイムを1増加する。([Ⅲ]より上に増加できない)

遅延は展開妨害になる

ルール上、リキャストゾーンに空きが無ければカードをキャストできません。このカードは相手のリキャストゾーンをカードで埋めます。結果、相手はキャストできず余分にカードを伏せてリフトしなければなりません。

ライフで受けた時の盾に

設置札なのでライフで受けた後、手札にすることができます。循環設置札はライフでダメージを受けても、リフトステップで回収できる所に強みがありますが、このカードのようにRT123のカードは痛手が少ないので手札にするのも択の一つです。

毒符「神経の毒」

【常時】循環
【回収時】このターンにあなたが次に行う《攻撃》のハンドへのダメージを1増加する。
【回収時】有毒‐このターン中、このスペルを1度回収しているなら、相手の手札1枚を見ないで伏せ札にする。

メディスン主軸なら必要なハンドダメージのバフ

ハンドへのダメージを増加するスペル札の中でも使いづらい1枚です。それは設置札でRT23だから。しかし、数少ないメディスンの攻撃を通すには必要なバフです。メディスンのダメージソースになる攻撃は『0/0』か『1/1』しかありません。

有毒達成後はハンデス要因その2

実質『1/ー』です。しかし、こちらはハンドへのダメージを軽減される心配はありません。先制されない固定値のハンデスとして運用しましょう。

譫妄「イントゥデリリウム」

【常時】循環
【回収時】有毒‐このターン中、このスペルを1度回収しているなら、あなたのターンの始めまで、相手はキャスト以外の通常行動を行えない。

リフトと覚醒をロックする

通常行動は以下の2つあり、「キャストする」「手札1枚を伏せ札にし、展開中カード1枚をリフトする」のうち、後者を封じます。さらに、「覚醒する」「起動能力を使う」も封じます。つまり、強力な覚醒時能力を持つ相手を封殺できるというわけです。

相手を選んで使おう

リフトメインの相手、覚醒能力メインの相手に有効です。それ以外の勝ち筋を持つ相手には何の意味も無いので、対戦相手のタッグをよく見て使いましょう。

毒符「ポイズンブレス」

【常時】循環
【常時】有毒‐このターン中、このスペルを1度回収しているなら、ターン終了時までこのスペルの《攻撃》はハンドとライフへのダメージは1増加する。
【攻撃HIT時】相手は手札1枚を伏せ札にするか、ライフを1減らすか選んで実行する。

最初は『0/0』で、有毒達成後は『1/1』

有毒の発生タイミングが【常時】なので、この能力は蓄積しません。つまり、3回目の回収で攻撃力が『2/2』にはならないということです。

ライフバーン軸の切り札

攻撃HIT時、相手に手札を減らすかライフを減らすか選ばせます。手札を減らせばさらなる攻撃への備えを失い、ライフを減らせば死へと繋がるのです。循環攻撃で相手を毒漬けにしましょう。

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