鈴仙・優曇華院・イナバの解説と立ち回り
原作では
私の目を見ても、まだ正気で居られると思うなよ!
鈴仙・優曇華院・イナバ(れいせん・うどんげいん・いなば)は永遠亭で暮らす月の兎です。
戦闘では銃弾形の弾を放ち、さらに狂気を操る程度の能力を組み合わせています。赤い瞳を覗き込んだ相手は狂気に陥り、見えないものが見えてしまうのです。
八意永琳は師匠で、蓬来山輝夜は師匠の上司で、藤原妹紅は師匠の上司の敵で、因幡てゐは部下であるというように、東方永夜抄の登場人物たちとの窓口になるようなキャラクターでもあります。
立ち回り
使いやすさ:★★★★☆
鈴仙は多彩なデバフ効果で相手を牽制して戦うファイターです。相手の動きを鈍らせ、自分は一方的に殴ります。グレイズ1枚と先制札を2枚持つので防御面も優秀です。反面、通常攻撃札の攻撃力が軒並み『0/1』と弱く、ハンドダメージのバフが必要になります。
また、鈴仙は全カードRT[Ⅰ][Ⅱ][Ⅲ]と最も軽量なファイターです。それゆえにシンプルなカードが多く、相手に攻撃を読まれやすい弱点もあります。
狂気を操る程度の能力
鈴仙は幻視によってリキャストゾーンを手札のように操ります。
リキャストゾーンのカードを控え札にして、ハンドダメージのバフや攻撃を行えるのです。鈴仙の誘発札は控え札になった時に効果を発揮します。鈴仙にとって展開中のカードは座薬弾薬なのです。
射撃
自身の展開中のカードを控え札にすると、能力が強化される。
鈴仙は指を銃の形にして弾丸を撃ち出します。腕の数と同じく2つまで展開中のカードを控え札にできます。0枚でも大丈夫です。
追加効果をどれだけ使うかはプレイヤーの裁量次第。臨機応変に立ち回りましょう。
狂気の瞳 ~ Invisible Full Moon
【覚醒時】あなたの控え札すべてを手札にする。【覚醒中】「ルナティックガン」通常行動で起動できる。あなたが展開中の誘発札1枚を控え札にする。そうしたなら『2/1』の《攻撃》を行う。
さらなる攻撃に備えてリロードする
【覚醒時】能力で控え札を手札にできます。控え札はあまりカードがストックされる場所ではありませんが、鈴仙においては別です。射撃によって何枚も控え札にできます。鈴仙は覚醒により弾薬をリロードするのです。
起動能力で『2/1』の《攻撃》を行う
次に注目すべきは【覚醒中】能力です。自身のリキャストゾーンにある誘発札を控え札にすることで条件で『2/1』の《攻撃》を行えます。永夜抄サイクルでは条件を達成しないと能力を発揮できない誘発札が多いので、それらを誘発札として運用せずに起動能力のコストとしても運用できるのです。
弱心「喪心喪意」(ディモチヴェイション)
【キャスト時】射撃-あなたの展開中のカードを2枚まで控え札にする。その数だけこのスペルのハンドへのダメージを1増加する。【攻撃HIT時】あなたのターンの始めまで、相手が次に行う《攻撃》のハンドへのダメージを2軽減する。
射撃によって打点を上げる
鈴仙の攻撃札はすべて射撃によって打点が上がります。このスペルは射撃によってハンドへのダメージを最大2増加できますが、以下の誘発札を控え札にすることでさらにパワーアップできるのです。詳細は各カードをご覧ください。
- 狂符「幻視調律」
- 長視「赤月下」
- 月眼「月兎遠隔催眠術」
短視「超短脳波」(エックスウェイブ)
【キャスト時】射撃-あなたの展開中のカードを2枚まで控え札にする。その数だけこのスペルのハンドへのダメージを1増加する。【攻撃HIT時】山札があるなら1枚ドローする。
強力なドローソース
原作では分身を2体作るスペルカードです。本作ではカードを1枚ドローすることで、さらなる行動を可能にします。
「幻朧月睨」(ルナティックレッドアイズ)
【常時】軽減無効【キャスト時】射撃-あなたの展開中のカードを2枚まで控え札にする。その数だけこのスペルのハンドとライフのダメージを1増加する。【攻撃HIT時】相手の手札すべてを伏せ札にする。
射撃はライフもバフする点に注意
射撃の効果によってハンドとライフの両方をバフします。事前にカードを展開しておく必要はありますが、RT[Ⅰ][Ⅱ][Ⅲ]で『3/3』の《攻撃》が行えると考えると非常に強力です。
単発のハンデス
攻撃HIT時にすべて伏せ札にするスペルです。自機組の霊夢、魔理沙が持っていますが、鈴仙も持つことになりました。鈴仙の誘発札は特殊弾なので、それらを組み合わせて確実にHITするよう調整してみましょう。
生薬「国士無双の薬」
(構築制限)グレイズを持つカードはデッキに1枚まで。グレイズ-ダメージチェックでこのカードを引いたなら公開してもよい。そうしたならライフへの攻撃はHITしない。【キャスト時】このターンにあなたが次に行う《攻撃》のハンドへのダメージを1増加する。【キャスト時】このターン中、このスペルをキャストしたのが4回目なら、『先制不可、0/3』の《攻撃》を行う。
永夜抄サイクルのグレイズ持ち
運営は永夜抄サイクルに登場するファイターたちとのタッグを想定してカードを作っています。このカードはそれに見合った能力を持つグレイズ札です。
4回ドーピングすると爆発するので国士無双カウンターが付く
同じターンで国士無双の薬を4回キャストすると、『先制不可、0/3』の《攻撃》を行います。これは連続したキャストでなくて大丈夫です。間に別のカードのキャストがあっても国士無双のキャスト回数が0になったりしません。ただ、それをゲーム中だと忘れてしまうのでこうしてカウンターを用意しました。最大3までハンドダメージをバフする
前述の4回目のキャストで勝手に攻撃が行われてしまうので、最大3までハンドダメージをバフできると思うでしょう。実際その運用で構いません。ですが、実は5回目以降はそうした制約が無いので好きなだけバフできます。
狂符「幻視調律」(ビジョナリチューニング)
【常時】リフト不可【キャスト時】あなたが次に行う《攻撃》はハンドへのダメージを1減らす。そうしたなら軽減無効を持つ。【展開中、控え札になった時】このターンにあなたが次に行う《攻撃》のハンドへのダメージを1増加する。
弱心「喪心喪意」や短視「超短脳波」の弾丸
控え札になった時、ハンドへのダメージをバフするので、弱心「喪心喪意」や短視「超短脳波」の射撃で控え札にしましょう。特に短視「超短脳波」との相性が良いです。
自ら控え札になれない
鈴仙の誘発札すべてが自ら控え札になるテキストを持たないため、他のカードの効果によって控え札にするしかありません。強力な【キャスト時】能力を持ちますが、リフト不可が弱点です。
長視「赤月下」(インフレアドムーン)
【常時】リフト不可【キャスト時】先制した全力でない《攻撃》のライフへのダメージが1ならその《攻撃》を打ち消す。【展開中、控え札になった時】このターンにあなたが次に行う《攻撃》のライフへのダメージを1増加する。
弱心「喪心喪意」や短視「超短脳波」の弾丸
控え札になった時、ライフへのダメージを1増加します。鈴仙の攻撃札に用いるなら【攻撃HIT時】能力が達成しづらくなることに注意しましょう。後述する月眼「月兎遠隔催眠術」と組み合わせて使うのも手です。
月眼「月兎遠隔催眠術」(テレメスメリズム)
【常時】リフト不可【キャスト時】先制した《攻撃》のライフへのダメージを1増加する。【展開中、控え札になった時】このターンにあなたが次に行う《攻撃》はハンドかライフへのダメージを1減らす。そうしたならグレイズチェックを行わない。
ダメージチェックでドローする破格の先制札
先制のタイミングでしか能力を発揮できませんが、追加のダメージチェックができます。単に相手の攻撃を回避するためなら長視「赤月下」を使った方が良いです。こちらは反撃の狼煙として使います。格ゲーで言うタメ技。ソニックブーム