チルノの特徴とカード解説

原作では

「あたいったら最強ね!」

 チルノは霧の湖に住む妖精で、体から冷気を放っており夏でも彼女の周りは寒い。触れたものを一瞬で凍らせる力を持ちます。いたずら好きな子供レベルで知性は低いです。乱暴なところがありますが、能力以外は子供並。

 冷気を操る程度の能力を持ちますが、触れたものを一瞬で凍らせる力は小さいものに限られます。氷で武器を生成するなど能力を使いこなします。氷の妖精なので暑さには弱いようです。

 『東方非想天則』では弱キャラでした。全体的に性能が低く、ワンパターンになりがちではありますが、高い機動力でガード不能の攻撃を持っていました。その辺りもリキャストリフトでも再現しています。

 リキャストリフトでは2020年12月に追加されたファイターです。

立ち回り

使いやすさ:★★★★★

 チルノは自身の能力で完結しているので、やることが明確なファイターです。他のファイターとのシナジーが薄く、器用なことは出来ません。連続攻撃、バーン、妨害など一通りのことがチルノ一人で出来るので初心者向けのファイターです。

冷気を操る程度の能力

 リキャストリフトにおいて凍るという状態は、展開中のカードを裏向きにすることです。テキストを持たない単なるカードとして展開されます。カードの種類すら持たないので、種類を指定する能力の対象にもなりません。この展開中で裏向きのカードを操作するのがチルノの得意技です。

氷結
展開中のカードを裏向きにする。

 チルノのだけが持つ固有の効果です。裏向きのカードは持ち主であっても確認できません。記憶しましょう。

おてんば恋娘

【覚醒時】氷結-展開中のカードすべてを裏向きにする。(一度に処理する)
(裏向きのカードはテキストを持たず、非公開となる。リキャストゾーンを離れる時に公開し、【常時】能力のみ解決する)
【覚醒中】「アイシクルシュート」展開中で裏向きのカード1枚を控え札にする。そうしたなら『1/1』の《攻撃》を行う。

チルノ以外の【展開中】能力を無効化する

 すべてのカードを氷結させる。チルノには効かない。たとえば「夢想天生」(霊夢)や結界「魅力的な四重結界」(紫)に対しても有効。

相手の展開中のカードもコストにできる

 【覚醒中】能力の「アイシクルシュート」は相手のリキャストゾーンにある氷結したカードを控え札にしても能力を発揮できる。【覚醒時】能力と合わせて、たった1枚でゲームをひっくり返す強さを持つ。

展開されないと弱い

 弱点が明確すぎるので相手に対策されるとイマイチ効果を発揮できない。相手が展開しない動きをしてくるのであれば、連続攻撃が刺さりやすくなるので、別の軸からの攻撃を行おう。

冷体「スーパーアイスキック」

通常・攻撃・0/1・123
【攻撃後】相手がハンドで受けたなら、氷結-展開中の攻撃札か行動札2枚まで裏向きにする。(一度に処理する)
(裏向きのカードはテキストを持たず、非公開となる。リキャストゾーンを離れる時に公開し、【常時】能力のみ解決する)

わざとハンドで受けさせ、場を氷結させる

 攻撃力が0/1だと相手のハンドを削れませんが、相手がハンドで受けたことで【攻撃後】能力の条件を達成できる。氷結したカードはチルノに有利に働くはずだ。

氷結コンボをちらつかせ、ライフで受けさせる

 氷結する枚数が増えると氷塊「グレートクラッシャー」の危険度が増すので、相手は氷結を受けたくない場合がある。そういう時はライフで受けてくれるだろう。

 また、「アイシクルシュート」が見えている時は、冷体「スーパーアイスキック」は、「-/1」か「1/1」2回の選択肢になるので、相手がライフで受ける選択を切ることも少なくない。

雹符「ヘイルストーム」

通常・攻撃・2/1・23
【展開時】氷結-このカードを裏向きにする。
(裏向きのカードはテキストを持たず、非公開となる。リキャストゾーンを離れる時に公開し、【常時】能力のみ解決する)

自身を凍らせ、除外能力の対象から外れる

 展開中のカードを除外する能力は攻撃札を対象に取る場合がほとんど。しかし、雹符「ヘイルストーム」は自身を裏向きにし、攻撃札でない状態になることで除外を免れる。

雪符「ダイアモンドブリザード」との氷結コンボ

 雪符「ダイアモンドブリザード」は氷結した時に「1/1」の《攻撃》を誘発する。他の氷結させるカードは他のカードを氷結させるが、雹符「ヘイルストーム」は自身を氷結させるのでどんな場面でも使えるのが強みだ。

氷符「フェアリースピン」

通常・行動・23
(構築制限)グレイズを持つカードはデッキに1枚まで。
グレイズ-ダメージチェックでこのカードを引いたなら公開してもよい。そうしたならばライフへの攻撃はHITしない。
【キャスト時】あなたの展開中で裏向きのカード1枚を表向きにする。そうしたならそのカードを手札にする。

サポートに特化したグレイズ札

 氷結したカードを手札に戻すカードだ。リキャストタイム[Ⅲ]のカードを使って、何らかのカードで凍らせ、氷符「フェアリースピン」で手札に戻すこともできる。

 また、雪符「ダイアモンドブリザード」の氷結ダメージ源の再利用もできるので、チルノを中心にデッキを組むならぜひ入れたい1枚だ。

凍符「マイナスK」

通常・行動・23
【キャスト時】山札があるなら1枚ドローする。
【キャスト時】氷結-展開中の攻撃札か行動札1枚を裏向きにする。
(裏向きのカードはテキストを持たず、非公開となる。リキャストゾーンを離れる時に公開し、【常時】能力のみ解決する)

ドローしつつ、氷結もして、自身も凍りやすい

 ドローするので手札を減らさずにキャストできる。その上、氷結も行う。これだけでも強いのに自身が行動札なおかげで、冷体「スーパーアイスキック」で凍らせやすい。

氷塊「グレートクラッシャー」

通常・行動・3
【キャスト時】相手のライフをX減らす。Xは展開中で裏向きのカードの枚数を3で割った数に等しい(端数切り捨て)。
【キャスト時】展開中で裏向きのカードすべてを控え札にする。

強力なライフバーン

 チルノの切り札だ。最大3減らせる。しかし、その準備が大変だし、対策もされやすい。実際は1で運用する場合が多いだろう。それでも充分に強い。

⑨枚展開が最も効率的

 リキャストゾーンは合計12枚置けるが、氷塊「グレートクラッシャー」を展開する分1つ空けなきゃならないので、最大11枚でしか使えないのだ。なので、氷塊「グレートクラッシャー」を効率よく使うには展開しているカードの枚数は9枚が良い。

冷符「瞬間冷凍ビーム」

先制・行動・123
【常時】攻撃札が元々持つ《攻撃》にしか先制できない。
【キャスト時】ハンドへのダメージを2軽減する。
【キャスト時】先制したカードのテキストの末尾に以下のテキストを追加する。
・【展開時】氷結-このカードを裏向きにする。
(裏向きのカードはテキストを持たず、非公開となる。リキャストゾーンを離れる時に公開し、【常時】能力のみ解決する)

RT123で2軽減

 リキャストタイムが123で2軽減できる。ただし、攻撃札が元々持つ《攻撃》に先制した時だけだ。つまり、テキストから発生する《攻撃》には先制しても軽減できない。

攻撃札が元々持つ《攻撃》は多い

 テキストから発生する《攻撃》に効かないと言っても、あまりテキスト発生の《攻撃》は多くない。ただ、テキスト発生の《攻撃》はいずれも致命的なものが多く、そうした相手との相性は悪い。

雪符「ダイアモンドブリザード」

【展開中】このカードは裏向きにならない。
【展開中】リフトした時、展開中で裏向きのカード1枚を控え札にしても良い。そうしたなら、このカードのリキャストタイムを1増加する。
【展開中】あなたの「氷結」の効果が処理されるたび、『1/1』の《攻撃》を2回行う。
【回収時】このカードを控え札にする。

氷結する度に「1/1」を飛ばす

 氷結した時に誘発して「1/1」《攻撃》を2回行う固定砲台のようなカードだ。冷体「スーパーアイスキック」やおてんば恋娘のような複数枚の氷結を行うカードは同時に氷結の処理をする。氷結した枚数で誘発するわけではない点に注意しておこう。

使う余裕がない場合が多いが、使えたらかなり強い

 全力札を展開するだけの悠長な時間を相手が許してくれることはほとんどない。チルノはその性質上、相手がカードを展開してから行動した方が効率的に氷結を活かせるので、何もしないターンにこのカードを使おう。

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