紅美鈴の特徴とカード解説
原作では
「飛び道具ばっかに頼っちゃ勿体ないですよ? 直接殴った方が気持ちいいんだから」
紅美鈴(ホンメイリン)は紅魔館の門番です。庭園の管理もしています。紅魔館メンバーの中で最も親しみやすく、紅魔館の良心とも言えるお姉さんキャラです。ただし、仕事を時々サボって昼寝しています。
気を使う程度の能力を持ちます。武道の達人であり、体内のチャクラを操って戦うスタイルです。それゆえか目上の相手には敬語を使う礼儀正しい面があるのかもしれません。
目立つ弱点もこれといった強みもありませんが、肉弾戦なら人間には負けないでしょう。妖怪や神などの相手は難しそうです。
立ち回り
使いやすさ:★★★★☆
美鈴は先制攻撃に特化したファイターです。相手のターン中に動きますが、自分のターンでも動けます。基本的に攻撃しかできません。その攻撃に様々な追加効果を付与しつつ、要所で刺していく戦法が得意です。
気を使う程度の能力
気というのは気配も含みます。それゆえに先制できるのです。先制できなくともハンドで受けて、ライフを守ります。美鈴は紅魔館メンバーの中では盾役です。硬い守りというよりは先制攻撃で相手のプランを切り崩し、キャストできる枚数を減らします。
気合
美鈴の気合が2ならいくつかのカードが強化される。
美鈴はファイター選択後、ゲーム外に気合マーカーを置いて戦います。気合マーカーの数値を参照し、能力が強化するのです。
上海紅茶館 ~ Chinese Tea
(構築時)ゲーム外に気合マーカーの「気合」を0にして獲得する。
【覚醒時】先制のタイミングで覚醒できる。先制した《攻撃》を打ち消す。その後、あなたが展開中の先制攻撃札を2枚まで選び、手札にする。(攻撃後処理は打ち消されない)
【覚醒中】「彩雨」気合-あなたの気合が2なら、先制のタイミングで起動できる。先制した《攻撃》のハンドへのダメージが2なら、ハンドへのダメージを1軽減する。先制した《攻撃》のハンドへのダメージが3以上なら、ハンドへのダメージを2軽減する。
気合マーカーを持つ
リキャストリフトで初の構築時に処理を行うカードだ。構築時に事前準備を必要とするファイターは、ゲーム外にカードや追加のコンポーネントを置いておく。詳細は気合マーカーのセクションで解説する。
何でも打ち消せる【覚醒時】能力
紅魔館の門番を任される美鈴はその役目にふさわしい能力を持つ。それが打ち消し能力だ。防御性能は単発。紅魔館勢はあまり守りは得意じゃない(魔理沙に何度も忍び込まれているし)。
防御性能の代わりに、美鈴は次の攻撃をしづらくする。先制攻撃札を手札に戻すことで、相手に先んじて攻撃を行う。攻撃は最大の防御なり。
【覚醒中】能力は見かけノーコスト、実質1コスト
手札を伏せ札にするコストがなく、ハンドへのダメージが3までの攻撃ならハンドへのダメージを1まで軽減できる。伏せ札にする必要がないのは、結局ハンドへのダメージとして1受けてしまうからだ。実質1コストと変わらない。
似た能力として、伏せ札1枚で2軽減する霊夢の【覚醒中】能力、霊符「夢想封印」はハンドへのダメージが2までの攻撃を0まで軽減できる。
美鈴の【覚醒中】能力、「彩雨」はハンドバフを使った攻撃や大技に対して有利だ。たとえば「3/1」の攻撃なら、霊夢はコストとハンドへのダメージで合計2枚伏せ札にするが、美鈴は1枚伏せ札にするだけで済む。
気合
マーカーとして使う。数値は0、1、2。カードの向きで現在の気合を表現する。
【常時】あなたが《攻撃》をハンドで受けた時、気合を1増やす。
紅美鈴を選んだ時、ゲーム外に置く
リキャストリフトでは初めてのゲーム外に置くカードだ。効果や攻撃の対象に選ぶことはできない。
スペル札には含まない
反魂蝶カウンターと同じゲームを遊びやすくするための付属パーツであり、覚醒札でもスペル札でもない。もちろんデッキ枚数にも含まない。
オンライン版ではミニ美鈴を使おう
リキャストリフト・オンライン版では、先攻後攻マーカーのそばにミニ美鈴が置いてある。足りない時はコピーして使おう。
彩符「彩光風鈴」
【常時】あなたが紅美鈴の攻撃札をキャスト中なら先制できない。【攻撃HIT時】このスペルが先制しているなら、伏せ札を見て1枚を選び、手札にする。【攻撃HIT時】先制した《攻撃》のハンドへのダメージを0まで軽減する。
守りに特化した唯一のスペル札
美鈴はこのカード以外に軽減できるスペル札を持たない。しかし、ひとたび攻撃がHITすれば、伏せ札を手札に戻して先制した攻撃のダメージを0にしてハンドで受けることができる。
先制した時にしか効果がない
先制に特化し、通常行動のキャストでは何の能力も持たない「1/1」の攻撃札だ。それでも軽いリキャストタイムなので、自分のターンでも気軽に回して良い。このカードを隠すのがメリットになるのは、手札を0枚にして攻撃してくる魔理沙が相手の時くらいだ。
撃符「大鵬拳」
【常時】あなたが紅美鈴の攻撃札をキャスト中なら先制できない。
【常時】気合-あなたの気合が2なら、このスペルはハンドとライフへのダメージが1増加する。
【展開時】あなたの気合が2なら、気合を0にする。
使い所はゲーム後半
このゲームで「2/2」はリキャストタイム[Ⅲ]相当の攻撃力だ。しかし、この攻撃を相手はライフで受けることが多いだろう。手札が増やせるからだ。不用意に手札を与えると逆転されかねない。使い所はゲームの後半で、勝負を決めに行く時だ。
【常時】能力に注意する
気合が1の時、撃符「大鵬拳」に対し先制の攻撃をされてそれをハンドで受けた場合、気合が2になる。その時、撃符「大鵬拳」の【常時】能力により、撃符「大鵬拳」は攻撃力に修正を受ける。気合を使いたくない状況もあるので、ハンドで受ける場合は慎重に。
厄介なカードは断霊剣「成仏得脱斬」(妖夢)だ。攻撃力が「1/ー」なので、この攻撃はハンドで受けるしかない。
気符「地龍天龍脚」
【常時】あなたが紅美鈴の攻撃札をキャスト中なら先制できない。【常時】気合-あなたの気合が2なら、このスペルはグレイズチェックを行わず、ハンドへのダメージが1増加する。【展開時】あなたの気合が2なら、気合を0にする。
序盤から積極的に気合を使って攻撃する
撃符「大鵬拳」と違ってハンドを増やさない。気符「地龍天龍脚」は美鈴の主力である。気合が2なら、日符「ロイヤルフレア」(パチュリー)と同じ攻撃力と能力を持ったカードになる。且つリキャストタイムは[Ⅰ][Ⅱ][Ⅲ]のままだ。
相手のハンドを増やさずに戦うことは、美鈴にとって必要不可欠。なぜなら先制攻撃できると言っても、どこかでハンドで受けなければならないからだ。そう簡単に気合は溜まらないし、連続攻撃に美鈴は解答を持たない。
気符「地龍天龍脚」なら相手のハンドを増やさずに攻撃を与えることができる。序盤から気符「地龍天龍脚」を手札に引き入れよう。
攻撃力不足を補う
基本的に美鈴の気合は相手のターンで溜まる。自分のターンでいきなり気符「地龍天龍脚」をキャストしても、ハンドで受けられて終わりだ。相手がライフで受けなくても気合は【展開時】に消費してしまう。そこでハンドバフを入れよう。
ハンドバフができるカードは以下だ。
- 霊符「夢想妙珠」(霊夢)
- 神技「八方鬼縛陣」(霊夢)
- 霊符「无寿の夢」(幽々子)
- 氷符「フェアリースピン」(チルノ)
- 水&木符「ウォーターエルフ」(パチュリー)
虹符「烈虹真拳」
【キャスト時】あなたの気合を2にする。
【攻撃HIT時】次の自分のターン開始時まで、あなたの気合は常に2となる。
美鈴の先制攻撃札をサポートする
美鈴の気合が下がらなくなり、気合を持つカードが常に強化される。サポートに特化した全力札だ。相手や状況によって気合がほとんど溜まらないゲームがある。そういう場合に虹符「烈虹真拳」は活躍するだろう。
リキャストタイム[Ⅱ]に展開する時のリフレッシュ考察
リキャストタイム[Ⅱ]は使い回しやすいが、リフレッシュとの兼ね合いを考えなければならない。美鈴は別に自分のターンで動く必要はないファイターだ。相手のターンに先制することを踏まえてリフレッシュを考えよう。他の気合先制札(気合を持つ先制札のこと)と組み合わせが大事だ。
まず、手札の気合先制札が1枚以下の時。これはリフレッシュしよう。リフレッシュすれば次のターンに虹符「烈虹真拳」を手札に戻しつつ、ドローステップの2枚ドローで先制札を引き入れているかもしれない。
次に、手札の気合先制札が2枚の時。これはリフレッシュしない方が良い。リフレッシュすると虹符「烈虹真拳」が[Ⅰ]に展開されるので、気合先制札を展開できるスペースが減るからだ。気合先制札はできれば[Ⅰ]に展開したい。
気合2のまま自分のターンになる
虹符「烈虹真拳」の強みはこれだ。先制札でない気合を持つ美鈴のスペル札は、虹符「烈虹真拳」が無いと気合をしづらい。なぜなら先制札と違って先制でリキャストゾーンという安置に置かれず、ハンドで受ける際に伏せ札になってしまうからだ。
全力札の華符「彩光蓮華掌」、ドローソースカードの気符「猛虎内剄」は虹符「烈虹真拳」を使った次のターンに使える可能性が高い。
華符「彩光蓮華掌」
【キャスト時】気合-あなたの気合が2なら、『3/2』の《攻撃》を行う。
【展開時】あなたの気合が2なら、気合を0にする。
気合が2なら合計『6/4』の攻撃力
美鈴のフィニッシャー。実際のライフダメージは2が良いところで、もう片方の攻撃はハンドで受けられてしまうだろう。ハンドが0枚の相手に攻撃すればライフを4削れる。
ゲームの中盤、終盤で使える
気合を貯めずに使うとただの「3/2」の攻撃になってしまい、相手の手札を不用意に増やす後隙の大きい攻撃になってしまう。しかし、気合を貯めれば相手の手札を落とし、後隙の少ない攻撃になる。
相手の手札が多くても美鈴は先制攻撃札で、ハンドを落としながら戦える。それでも華符「彩光蓮華掌」を上手く使うなら、中盤、終盤の気合を貯めた後ということになるだろう。
気符「猛虎内剄」
【キャスト時】山札があるなら1枚ドローする。【キャスト時】先制した《攻撃》をハンドで受けても手札を伏せ札にしなくて良い。
先制攻撃札に繋げるドローソースカード
v111から先制札となり1枚ドローできるようになった。
これで、より美鈴の先制攻撃札を手札に残した状態で戦いやすくなった。
また、ハンドで受けても手札が減らないので、美鈴の気合を高めつつ次の反撃に備えることができる。
別ファイターの軸に入れやすい
美鈴軸でないデッキを構築する時でも入れて問題ない仕様となっている。そもそも他の美鈴のカードが先制攻撃や気合を軸に使えるカードになっているので、先制攻撃や気合が関係しないこのカードは他の軸でも重宝するだろう。
「番人してるだけの普通の人よ」
【展開中】相手のターン中、あなたが先制攻撃札をキャストした時、割り込んで処理する。あなたが展開中の先制攻撃札1枚を選び、それを手札にする。この能力はターン中1度しか使えない。
【回収時】このカードを控え札にする。
最初にキャストしたカードで処理される
強制的に処理される。好きなタイミングで能力を使うことはできない。なので、リキャストゾーンに先制攻撃札が無い時は、効果は誘発するが、対象を取れず不発に終わる。
【キャスト時】能力より先に解決する
テキストの「割り込んで処理する」とは、最も処理順の早い能力を表す。なので【キャスト時】能力より先に「番人してるだけの普通の人よ」の【展開中】能力は処理される。
自分のターンで先制攻撃札を使うデッキで使う
先制札は先制のタイミングでもキャストできるカードであって、通常行動でキャストできる。自分のターンに使わない先制攻撃札は時計「ルナダイアル」(咲夜)くらいなので、基本的に美鈴軸でいくなら入れて損のないカードだ。