第一回オンライン試遊会|運営レポート

第一回オンライン試遊会|運営レポート

こんにちは、サイとです。
第一回オンライン試遊会が無事に終了しました。
ご参加された方、SNSで広報してくださった方、ありがとうございます。
そして運営側に立ってお手伝いいただいた【なないち】さんに大きな感謝を。

この記事ではオンライン試遊会の運営に関する情報を掲載しています。
個人の情報は出しません。


○概要
第一回オンライン試遊会
2020/07/19 10:00~22:00


○試遊会の目的
(優先順位順)
1.ゲーム運営の経験を積む
2.ゲームデータの収集
3.コミュニティの第二フェイズをつくる
※コミュニティのフェイズとは、運営がユーザにダイマするフェイズから、ユーザがユーザに広げるフェイズにすること


○目的がズレるので積極的にやらなかったこと
・個別のお誘い
 招待するとホストとゲストの関係になるからです。ここは能動的に遊んでもらいたい場なので、能動的に参加いただけるように招待形式のお誘いを行いませんでした。イノベーターを呼び込むフェイズということです。もうしばらくはイノベーター向けに運営を行います。具体的に言うと20人を目安にイノベーター向けに運営を行い、20~100人まではイノベーターとアーリーアダプター向けに運営を行う予定です。(なぜDiscordの招待URLに人数制限があるのか、これでお分かりかと思います)

・攻略をメインに遊んでもらうこと
 ゲームデータ収集のバイアスになるからです。みんな勝ちたいのは当たり前。考えてください。考えるきっかけはゲームの中に用意しています。イノベーターの方はゲームに向き合うので、運営や攻略者のサポートは不要です。むしろノイズだと思います。先陣を切る喜びを感じられるように新ファイターの手に入れ方を対戦数にしました。攻略部屋のアンロックは6体のファイターを手に入れてからです。ユーザ人数がそこまで増えていないのでこの形式はもうしばらく続きます。



○運営でやったこと
・Discordの作成
 Discordは無課金で使っています。ここに課金するよりゲームそのものにお金を掛けたいです。

・必要そうなチャンネルの作成
 あくまで試遊会用に作りました。必要なチャンネルは揃っていたように思います。

・Discordサーバー限定スタンプの作成
 参加者が5人増えるごとにサーバー限定スタンプを作って公開しています。人を増やすことのメリットを全員で共有できるようにしたかったからです。誘われた人の多くは誰々のお誘いでって自己紹介で書くので、お誘いしてくれた人は雑談部屋で感謝を送るようにしています。

・Twitterの告知
 私のアカウントで告知しました。フォロワー数は多い方かもしれませんが、あまりカードゲーマーにリーチしないのが弱いところ。フォロワーの6割が小説関係、2割がそれ以外、1割がVtuber系、1割がボドゲ系です。Socialdogの有料サービス使うと内訳が分かります。最初からダイマしたら負けだと分かっているので最低限の告知以外はしていません。1日1回お昼に自動RTツールで告知ツイートが自動RTされます。現在はイベント終了したので停止中です。

・ユドナリウムの作成
 7月17日にほぼ初めて触りました。ユドナリウムを知ったのも5月にボドゲ紹介系Vtuberトイリスさんに教えていただいてのことです。使い方はすぐ覚えることができました。優れたツールです。あと、試遊会中にショートカットの作り方も教わりました。ありがとうございます。

・個人的に誘ったのは3人
 リア友を3人お誘いしましたが、誰も来ませんでした。どうして。

・インストは長めに取って1時間くらいにした
 最初から1時間の時間配分にしました。20分説明、30分対戦、10分チャンネル解説という運びです。マーダーミステリーのGM経験を活かして、相手のゲーム経験度に応じてインストする内容を変えています。速やかにインストのマニュアルを作って外部化したいです。MtGのティーチングマイスターのようなものを作ります。オンラインだから誰でもできるはずです。


○試遊会のために用意したもの
・インスト用ボイスチャンネル
 2つ用意しました。「博麗神社」「守矢神社」という名前です。

 他には用意していません。



○何が起きた?
・10:00からインスト開始
・12:00頃インストチャンネルが2つとも埋まる
・13:00~17:00あまり人がいない時間帯
・18:00にプレイヤーが5戦し、アリスをアンロック
・19:00頃インストチャンネルが2つとも埋まる
・21:20Twitchで告知配信
・22:00終了

 特にこれといったトラブルはありませんでした。強いて言えばユーザ同士の対戦が少なかったことです。現状、マッチングシステムがないので、ユーザ側で誰と戦うか選べるようになっています。

 マッチングシステムがあれば良いです。少し調べたら開発費の相場が300万円だったのでマッチングシステムは実装できません。本作は限界費用ゼロで行います。お金のかかる方法は出来る限り用いません。ありがたいことにユドナリウムは使用料0円ですし、カードはすべてデータなので費用0です。Discordもすべて費用0です。お金がかかったのは紙版を作るため紙に印刷したものくらいで、5000円いかない程度の費用がかかっています。

 マッチングシステムに代わるアイディアは定期イベントの開催です。3つ考えています。「限定戦」、「地方代表戦」、「役職戦」です。いずれも毎月1回の開催にしようと思います。
 限定戦は決められたファイター4体を使い、先に3体選んで対戦時に相手のファイター1体を選んで使わせないルールです。『桜降る代に決闘を』の三取一捨のルールに似ていますが、4体は運営が決めたファイターになります。目的はファイター採用率のデータ収集です。
 地方代表戦は地方ごとの代表者同士で戦うルールです。代表の立て方は話し合いで決めてもいいですが、代表になりたい人が2名以上いるなら勝負で決めてください。目的はユーザ同士の交流促進、地方ごとのコミュニティ形成です。
 役職戦は同じ役職の人同士のみで戦うルールです。通常の対戦希望と変わりませんが、こんな風にイベントとして並んでると何か特別感があると思います。目的は対戦希望部屋の活性化です。

 これらとは別に大会を開催します。大会は2つ考えています。「四季戦」、「例大戦」です。
 四季戦は季節ごとに開催する大会です。3,6,9,12月に開催します。個人協賛がいればネーミングライツで「四季戦○○杯」という名前になります。優勝者に四季戦優勝者の役職をプレゼントします。
 例大戦は「博麗神社例大祭」に合わせて開催する大会です。例大祭は毎年5月、10月に開催しているので、例大祭の前週か後週の開催になります。今年の10月に行うかどうかは未定です。こちらは優勝賞品だけでなく参加賞も用意しようと思います。

 いずれも参加費は1円で大丈夫です。せめて300円くらいは欲しいと感じますが、皆さんのお気持ちにお任せします。たった1円でもお金を出して参加したというのが大切です。そうでなければ大会の緊張感がなくなります。
 また不正行為を行った人は不正行為者の役職を与えられます。不正行為者は私と対戦して勝つまで不正行為者の役職を外せません。不正行為者はいくつかの権利を剥奪されます。カードゲーマーに言葉は要りません。戦えば分かります。

 運営としての素案が頭にあっても、それを実現するだけの施策がないので、そのあたりは有識者に教えを請います。まだ経験値0なので、定期イベントで細かく刻んで上達します。


○参加率について
・Discord登録者が最終的・・・14人
・Discordに入室したが、自己紹介しないので入れない人・・・2人
・実際にインストを受けた人・・・8人
・対戦数の1人あたり最大・・・9回
・総対戦数・・・31回
・対戦数の平均・・・4.1428回
・対戦数の中央値・・・2回(1回3人、2回1人、3回2人、5回1人、7回1人、9回1人)

 かなりの盛況でした。インスト側が2人体制はキツかったです。
 インスト側1人あたり新規3人が限界でしょうね。


○やってみて分かったこと
・インスト1時間は長めではなく丁度良いかややオーバーする程度
 1時間じゃ足りなかったです。ゲーム自体は15分で終わりますが、戦闘システムを理解してもらうまで時間がかかりました。私はカードを暗記しているので相手の手札が透けて見えますが、この視点で1プレイ15分だと言ってしまったのは実質詐欺でした。1プレイ30分です。インストはゲームのルールだけでなく、ユドナリウムの使い方やDiscordチャンネルの使い方なども含むため到底1時間で終わる内容でなかったのも良くなかったです。

・2戦やればだいたいわかる
 幸いなことに2戦目で大半の問題が解決しました。サマリーの書き方が悪く、「リフト」「展開」の処理が分かりづらいので直そうと思います。インストなしでは理解できないためです。また、ルール動画もあった方が良いでしょう。

・1戦1時間程度だった
 慣れてくると30分くらいで落ち着きますが、3,4戦くらいまでは1時間ほどかかります。逆転を起こしやすいゲームバランスにしているので、カードゲームに強い人ほどハマってておもしろかったです。

・インスト側に途中休憩がないと肉体的な限界がある
 そのまんまです。私はVtuberなのでバーチャル腰痛です。たぶんユドナリウムの背景が白すぎますね。バーチャル眼精疲労になりました。インスト側じゃなくても何時間もぶっ続けで遊ぶのはやめましょう。香川県じゃないですが、1日1時間、1~2戦でいいと思います。



○出来なかったこと
・Discordのルールチャンネルが2日連続で「工事中」で不安にさせてしまった
・7月19日開催なのに告知が7月13日で周知が足りなかった
・ルールが画像2枚だけで読んだ人に伝わらない
・画像の間違いやユドナリウム用のテキストに間違いがあった
・カードがパッと見わかりづらい
・改善要望部屋とリクエスト部屋の違いが伝わらなかった
・ユドナリウムにサマリー裏側がなぜか貼れなかった
・カードリストを作る時間なかった

 これはそのままです。出来なかったことの理由はいくつか分かったので、後述しました。分からないものもあります。


○改善するために何をしたか?
・ルールを貼る日だけ書いた(工事中→工事中※7月19日10:00に掲載予定)
・毎日お昼に自動RTツールでDiscordサーバーURLをツイートした
・ユドナリウムの画像について妄想ゲームズのひろさんに聞いた(22:00~からトイリスさんの配信で交流した)
・50人のリスナーさんがいるところで本作の宣伝した(トイリスさんのニムト大会、決勝戦前の合間)

 Vtuberはフットワークが軽いので試遊会終わって20分後、別の配信に出てました。行動力の化身です。というのは冗談で、こういう企画に参加することに慣れてるので尻込みとか緊張とかしないだけです。出たもん勝ち。ニムト大会は負けましたが、しろのーと組の面々とお知り合いになれてラッキーでした。と言いつつもしろのーとさんの配信を見たのがつい3日前で、それなのにトイリスさんのイベント教えてくれたしろのーとさんに感謝。そして主催のトイリスさん、ありがとう。
 また、副音声という名のDiscord控室ボイスチャンネルで妄想ゲームズのひろさんにユドナリウムの使い方を教わりました。配信外でお話するのは初めてだったんですけど、いろいろ教えていただいてありがとうございました。
 ……なんでしょうね、スピード感がすごい。


○やらないこと
・同じ絵すぎるカードに差分つくる→紙の製品版で解決するから
・改善要望部屋とリクエスト部屋の統合→伝達を十分に行って解決するから

 紙の製品版で解決というのは、印刷したカードをあとで出すからです。そちらのイラストは描き下ろしにします。dairi&はるかさんのフリーイラストで差分を作るくらい出来るんですけど、創意工夫のないルーティンワークに時間を割くのは創造的じゃないのでやりません。クリエイティブな部分に労力を割いた方が効率的にユーザ満足度が高いものが作れると思います。
 とはいえ見づらいのは見づらいので、イラストの大きさを変える程度の差は作りたいです。これでもう少しデッキ構築を時短できると思います。



○やりかたが分からないもの
・カードリストの作り方←画像が良いのか、ソートできるスプレッドシートが良いのか。カードリストは誰向けに作るの?

 正直カードリストの重要性が分かりません。カードリストを用いる場面って大会くらいだと思います。ある程度ゲームを遊べばカードは覚えてしまいますし、逆にカードリストがあると相手が何を握っているか気になってしまうので入れなくてもいいんじゃないかな。大会でカードリストを用いるのはレギュレーションチェックのためです。私がカードリストを使うのは大会に出る時だけだから重要性が分かりません。
 本日(2020/07/21)の打ち合わせの結果、アリス以降にカードリストを開放することにしました。初めて遊ぶ時はカードリストはありません。なお、カードリストは絵のみです。


○やること
・ユドナリウム上にサマリーを貼る
・ユドナリウムのエラッタを直す
・ユドナリウムのプレマをインスト用と対戦用の2種類つくる
・テキストの修正 対象:「夢想天生」のみ

 こういうけっこう重要な情報をレポートでさらっと出してきて驚いた人もいるかもしれません。ユーザが増えてきたらレポートではなく、正式なニュースとしてお伝えすることになりますが、当面はレポート内に修正情報を掲載します。
 ユドナリウム関係の修正についてはそのままなので補足はいらないでしょうね。

 さて、テキストの修正情報についてです。
 霊夢の「夢想天生」ですが、このテキストでリキャストタイム[Ⅲ]は初心者向けのカードプールにふさわしくありませんでした。なぜなら霊夢と魔理沙しか居ない環境だと「夢想天生」の解答が1つしかないので、解答の解答の解答……という堂々巡りが起きてしまい、デッキ構築の自由度を著しく下げてしまいました。
 ただし、カードプール全体を見ると適正な数値だと思います。
 7月23日(木)から、カードプールをすべて揃えていないプレイヤーが手に入れられる「夢想天生」はリキャストタイム[Ⅱ]とします。カードプールをすべて揃えていないプレイヤーとは、対戦回数が90戦未満のプレイヤー全員です。2020年7月20日時点で私を含めた全プレイヤーが該当します。

 新しいカードプールになったため、全カードデータが更新され、バージョン情報が「100」から「101」になります。
 各プレイヤーは最新のカードデータをDiscordのカード配布チャンネルから受け取ってください。古いデータは削除して大丈夫です。



○やれたらやること
・運営の態度を改め、出来る限り運営としての距離感を持つ
・内輪感が生まれないように俺の知らない人が集まるようにする
・リキャストリフトのユーザがリキャストリフトで盛り上がれる場をつくる
・このゲームを遊びそうなユーザがファンになっちゃうきっかけをたくさん用意する
・運営の仕事は運営だからそれ以外のことはアウトソーシングする
・宣伝用PVはYouTuberやVtuberの複数人に遊んでもらい、楽しそうにしているところの切り抜きまとめにする
・PV以外でもこの作品を通して「楽しい!」って感じになれるというのを伝える
・Twitterの運用はせず、Discordに集約し、ユーザ同士が対戦しやすい環境を整える
・ゲームのルール説明動画をつくる
・ゲームのロゴをつくる(ブランドイメージをつくる)

 これらは考えてるだけで、方針が何も決まってません。ぼんやりと目指すところの道のりを想像している感じです。


○目的の達成度まとめ
1.ゲーム運営の経験を積む・・・初めてすぎてよく分からなかった。とにかくフィードバックする!
2.ゲームデータの収集・・・約30戦分を収集した。大成功。
3.コミュニティの第二フェイズをつくる・・・すでにユーザがユーザを呼んでくれた。成功!


○編集後記
 膨大な量のフィードバックを得られました。事実ベースというよりは感想が主ですが、まずは感覚から掴もうと思います。
 読了おつかれさまです。

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